七原しえ × 高知製本
オリジナルコラボレーション御朱印帳
正式発売日:10月7日(水)
ご予約受付中です、ご注文順に出荷してまいります。
繊細な筆致と、どこか幻想的で物語を感じさせる世界観で作品を描く、イラストレーター・七原しえ先生。
七原しえ先生と高知製本による、オリジナル御朱印帳が誕生しました。
今回登場するのは、
「藤花の宴」
「影絵遣い」
それぞれ異なる物語を持つ、2種類の大判御朱印帳です。
一枚の絵の中に広がる色彩、人物、草花、光と影。
眺めるほどに新しい発見があり、その先にある物語まで想像したくなる七原しえ先生ならではの作品を、御朱印帳という形に仕立てました。
寺社を巡った記憶とともに、ひとつの作品を長く手元に残していただける一冊です。
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藤花の宴
白と紫の藤が咲き乱れる中、華やかな衣をまとった藤花の姫。
淡く優しい色彩の中に、藤の花や燕、傘、装飾品などが細やかに描き込まれた、幻想的で優美な作品です。
華やかでありながら落ち着きもあり、見るたびに少しずつ違った表情を感じさせてくれます。
― 七原しえ先生による「藤花の宴」の物語 ―
藤花の姫の年に一度の遊山は大忙しである。
お供の燕たちは、ああ忙しいと館の中をひっきりなしに飛び回る。
「日傘を新しくしましょう。去年よりもっと華やかな色合いの、姫様にお似合いの傘を」
「綺麗な髪飾りを。もっと沢山の飾りが付いた、姫様にお似合いの花かんざしと櫛を」
「衣装はどうしましょう。美しくなられた姫様のために、もっと煌びやかなお着物と帯がいるわ」
忙しなく働く鳥神たちは、それでもどこか楽しそう。
藤花の姫もそんな燕たちをにっこり笑って見てるだけ。
「今年も支度に時間がかかりそう」
呟いて窓の外を眺める。
藤の花はもうすぐ見頃。
薄紅の空に白や紫の花が咲き誇る季節がやってくる。
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影絵遣い
深い闇の中に浮かび上がる、無数の灯りと影。
美しさの中にどこか不穏さを感じさせる、七原しえ先生らしい幻想的な世界が広がります。
鮮やかな灯りと黒い影とのコントラスト、そして中央に佇む影絵遣いの少女。
一見しただけでは分からない細かなモチーフが随所に隠れ、じっくり眺めたくなる一冊です。
― 七原しえ先生による「影絵遣い」の物語 ―
一風変わった催し物があるという。
西から来た影絵遣いは奇怪な模様の灯を持ち、観客から乞われたどんな影絵も映し出してみせるという。
暗い境内に集まった客を前に、影絵遣いの少女は不可思議な技を披露した。
手から飛び立った鳩が群れとなり、室内を飛び回る。
可憐な花が咲き誇り、兎が跳ね遊び、鳶が客の帽子をつかんで飛び去った。
最後の演目。
少女はそう言うと、そっと指先を宙に掲げた。
「おおかみ」
壁に溢れた影の口が次々と裂け、観客から悲鳴が上がった。
獲物を狙う沢山の獣の息づかい。
「狼の声がする!」
一斉に灯りが消えて、客席は大混乱に陥った。
逃げ回る人々の中、少女の体が影の中にするりと溶け込む。
「宴もたけなわ、これにてお開き大団円。皆様、夜道にはくれぐれもお気を付け下さいますよう」
パッと灯りがともる。
あっけにとられた客の足元には、忘れ去られたように提灯が一つ。
影絵遣いは何処かへと消え去り、二度と現れることはなかった。
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七原しえ先生の世界を、旅の記憶とともに。
御朱印が増えていくたび、この御朱印帳そのものにも新しい物語が加わっていきます。
「藤花の宴」の優美で華やかな世界。
「影絵遣い」の美しく妖しい世界。
お気に入りの一冊とともに、寺社巡りをお楽しみください。
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細部までこだわった特別仕様
「藤花の宴」「影絵遣い」ともに、作品の世界観に合わせた箔押し加工を施しています。
光の当たり方や見る角度によって表情を変える箔の輝きが、イラストの世界観にさらに奥行きを加えます。
印刷だけでは表現できない、手に取ったときの質感や特別感をぜひお楽しみください。
七原しえ先生のサインをあしらったデザイン
裏表紙には、七原しえ先生のサインを印刷であしらいました。
※サインは直筆ではなく、印刷によるものです。
コラボレーション作品ならではの、特別感を感じていただける仕上がりです。
高知製本の工房で一冊ずつ製造
印刷された表紙を御朱印帳として仕立てる工程は、高知製本の工房で行っています。
表紙の貼り込み、本文との組み合わせ、仕上げまで、一冊一冊丁寧に製本しています。
見た目の美しさだけでなく、実際に寺社巡りで長くお使いいただける御朱印帳として仕立てました。
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商品仕様
・大判サイズ:約12×18cm
・48ページ
・本文:白奉書紙
・蛇腹式
・付属品:なし
2026年10月発売









