製本工場が自社製造の御朱印帳!ニッチなラインナップ

 

【書き置きポケット式御朱印帳】安川如風先生/見開きサイズ/唐獅子/毛卍紋/宮絵師/伝統文化/現代アート

価格: ¥2,400 (税込)
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発売日 2023年10月1日
宮絵師安川先生の作品がポケット式の書き置き御朱印帳となって新登場です。表面に20ポケットを搭載しており簡単に書き置き御朱印を収納する事が可能になっています。また、裏面は無地の奉書となり、直書きを頂いたり御朱印を貼り付けたりと人に合わせて色々な使い方が可能になっています。

唐獅子は、ライオンがそのモデルでありますが、中国伝来の想像上の神獣です。「百獣の王」とされ、魔除けや護法の益があるものとして、社寺における荘厳に用いられてきました。神社の入口に置かれる1対の「狛犬」の内、1体は獅子です。また、寺院の本堂内の壁画や彫刻などでも良く唐獅子が使われます。また、社寺共通で使う楽太鼓によく描かれるのが、天衣を口にくわえる3体の唐獅子の絵です。今回は、円い太鼓の構図から飛び出して唐獅子を自由に遊ばせたものです。唐獅子と共に描いているのは、蓮の花をモチーフにした天を舞う空想の華です。それから、裏面は、唐獅子の身体の巻き毛を図案化した「毛卍文(けまんもん)」を組み合わせた文様としています。太陽の象徴でもある吉祥のしるしです。祭りでおなじみの獅子舞の胴体にかける緑の布にも使われている文様で、どこかかわいらしい印象も抱かせてくれます。(談:安川如風)

商品仕様
【寸法】外寸:縦18.7cm x 横25cm  内寸:縦17cm x 横24cm
【材質】表:紙印刷(4色オフセット) 中身:白奉書
【ページ数】蛇腹式(表面:20ポケット 裏面:白無地)
【企画・販売】高知製本
【生産国】日本
※商品により柄の出方は異なりますのでご了承ください。
※色の出方は各PC環境等により異なりますのでご了承ください。

宮絵師 安川如風(みやえし やすかわ にょふう)
1946年京都生まれ、1969年武蔵野美術大学造形学部美術科日本画専攻卒業。1974年川面美術研究所入所、狩野探幽などが描いた二条城障壁画(重文)模写事業や、北野天満宮社殿(国宝)彫刻物彩色修復に参加。1977年川面美術研究所より独立し、1986年株式会社宮絵師安川設立。現在に至る。

宮絵師とは神社様やお寺様を「彩色」で彩る絵師のこと。日本唯一の宮絵師、安川如風先生の描く優雅で荘厳な絵の数々。今回はそれらの中から鳳凰、阿吽竜の2点を御朱印帳へと仕立ててみました。

宮絵師安川先生の主な仕事実績はこちら

唐獅子文様とは
唐獅子は、ライオンがそのモデルでありますが、想像上の動物として確立しており、ライオンとは異なります。というのも、漢の時代の中国に西域伝来の動物としてライオンがもたらされましたが、ライオンの生息しない中国=唐から、これまた生息しない日本に「獅子」として伝来したことから、「唐獅子」という独自の動物が作り上げられていくことになったのです。

その容姿は、たてがみや眉毛など体毛はカールしていて、尾は火炎状になっており、体表には巻き毛を文様化した円い渦のようなものが通常描かれます。顔の形については、お祭りの「獅子舞」を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。

古来より人間は、力の強い動物(それが実物であれ空想であれ)をもって権威や身辺を守るべく、それらを家紋としたり、大切な場所にそれらの像を設置するなどしてきました。エジプトのスフィンクスを想像すればわかりやすいと思います。ライオンを元とする唐獅子も「百獣の王」とされ、魔除けや護法の益があるものとしてあつかわれてきました。日本においてもそれらの意味で唐獅子を用いてきました。社寺の入口に置かれる一対の「狛犬」。この片方は実は獅子です。一般的には、向かって右側の口を開けている「阿形」の角(つの)がないものがそれです。また、「百花の王」である牡丹と組み合わせた「唐獅子牡丹」文様を甲冑に用いてきた歴史があります。

唐獅子は、仏教との関係も深く、「獅子座」=仏の座る座または高僧の座る所、「獅子吼(ししく)」=釈迦の説法・教説、といったように、釈尊を獅子にたとえてその力の偉大さを表す言葉があります。また、釈迦に侍る智慧の仏=文殊菩薩が乗る動物(台座)が獅子となっています。これらが示すように、仏教の中で獅子は聖獣としてあつかわれており、仏画や荘厳文様としても欠かせない存在です。例えば、浄土真宗寺院の本尊の下に据えられる須弥檀には、唐獅子の彫刻が用いられていることが多いです。

唐獅子文様は、怖い形相の動物で、魔除けの益がひいては繁栄をもたらす文様として、また、「百獣の王」の意から偉大な力の象徴として用いられてきました。力を持って災いを除き、福をもたらす。いつの世も、人々の幸せへの願いが、その鋭い眼光に託され、人々の心の平安を守り続けてきた文様なのです。

引用 『文様それぞれ』 著者:安川如風
(※一部修正あり)

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